あと一曲だけ待ってください

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この文章が微妙に、知的障害者性風俗問題という点だが、自分はルンペンをヤクザか、ゴロツキが拾ったのだろうというところから始まったのだが、思考はドンドン情報によって更新されていった。

 

https://twitter.com/yuri66917930/status/1281504811037278208

 

のツイートを見ると、わかるがそうでもない例もあるというツイートが回ってきた。

この方のアイコンを見たりするとアプリで盛っていたかもしれないがかなり美人な女性だ。ツイートを見ていると気が強いからなんとかやっていけた、とか170cmの身長で今オレと同い年の30歳。

ちなみにオレも発達障害のテストで軽度の知的障害者と言われている。この女性は高スペではないだろうか。今は風俗業界からは足を洗ったらしいが、こういう成功例ではだけではなく

 

 

こういうのしあがり方もあるという例でこういうツイートをした。

YOUTUBEアボットのことを検索したらこんなドキュメンタリーが出てきた。

 

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これは3人の女性の解決不可能な傷と、支え合い、それでもどうにかならない、実にヘヴィーなドキュメンタリーで正直みてて疲弊した。悪趣味な自分もシリアスで真摯に残酷な現実の中でもがいている、いや、もう幸薄いとかじゃなく劣悪な生育環境で育った3人に女性のギリギリの痩せ我慢が、極めて線引きの厳しい距離感で描写された作品だった。

 

 

前後するけど、都知事選が近く活動を東京に寄せているオレにとっては有権者ではないが大事な問題で、オレの零細で悪趣味なツイートでもみてくれる人がいる限り今回最多の挙手がなされており、

ホリエモンは出馬するのか?スーパークレイジーくん、後藤輝樹などの泡沫の活躍、小池百合子の裏を描いた評伝女帝のベストセラー。これにより野党統一候補の存在、土壇場で出馬した山本太郎桜井誠の攻撃的戦略、毎日割と儲けがあったので呑気に追っかけていたが、蓋をあければ小池の圧勝。

もうこういうのはゆっくりと老人議員が老いて、新しい価値観の提示を続けるしかない。そう苦虫を潰したわけである。

別にオレは生きた心地がしなかった。レーベルの儲けに助けられ製作を進め、ただ情熱の枯渇と予定の入らないライヴに焦りを感じ、やっと筆を止めた。7インチを切ってしまった。かなり小部数だが、あくまで戦略だ。

 

痩せ我慢だ。生活はというとオレは尽きたという感覚に満ち溢れていた。親友と呼んでもいいくらい信頼と尊敬している神戸の仲間と連絡が取れないので八つ当たりしてしまった。オレが音楽家として、同世代として、共に生きて共に死にたい。そんな男だ。オレはわけわかんねえ暴言を吐いてただラインをブロックしてしまった。

それから人に勘繰られたり、自分が勘ぐりで疲弊して規定量以上の液体リスパダール液を飲まないといられなかった夜もあったし、新たな仲間との出会いもあり、もはや背水の陣か。そう思わずにはいられなかった。

死に場所が見つかるまでは、今まで全力を尽くし音楽に全て捧げてきたんだし、もう退路を立つような行為をしていた。愚かだとは思わない。そういう方法でしか今までやってこなかったから。

しかし先述したドキュメンタリーをみて、ちょっと変わった。

あの作品をみて感じたことを単に新聞的に描写するわけでなく最後の一曲としてネオトージョー2020の、いや底辺の下で無視だれるどころか、歩いているだけで石を投げられるような苦しみを彼女達の気持ちに感じたオレは、水面がまさに揺らいで高ぶりと陰鬱をなんとかまとめないといけないと思った。それのためには横浜にいるオレが東京のゲットーとどう心の会話のような、言葉を出せるか?

それは高校時代死者を観たことに遡る。

 

映画横浜メリーを去年再上映されていたのでミニシアターで観た。何故観た?オレはメリーさんを観た事がある。横浜駅地下鉄ブルーラインで高校生だったオレは、腐臭とドレス姿のルンペンが電車を待っているのに遭遇した。

小便と腐った何かが混ざったような悪夢の正体の様な老婆がボロボロの暑い白塗りで、誰もこの臭いに気づかないのはおかしいと思った。オレは今に至るまでここまでの腐臭を放つルンペンをこの地下鉄で出会ったことはない。この一度のみ。

ルンペンと同じ車両に乗り遠くから腐臭を我慢しながら、若いいちゃついたカップルの隣に座るルンペンを確認したが、カップルは嫌な顔表情一つせず、まるで自分だけが騙されているかの様な気分だった。

関内か伊勢佐木長者町で降りたと記憶している。

自分はもう少し先の最寄りの駅で降りた。

 

 

帰って話すとそれはメリーさんだと言われた。立ちんぼの横浜の伝説の老婆らしい。

 

しかし検索するとメリーさんは亡くなっていたのだった。

 

 

去年伊勢佐木町のミニシアターでドキュメンタリー映画 横浜メリーを再上映で観た。

 

映画『ヨコハマメリー』公式サイト

 

戦後白人米兵相手の通称”白パン”としてメリーさんは高級娼婦として生活していた。かなり当時から噂の転校生じゃないが、高貴なプライドの高い女性だったという。

やがて各地を流布し、伊勢佐木町で真っ白に塗りたくり背が曲がっても支援を受けつつ90年代メリーさんは街を徘徊していた。何故か?それはロマンティックだから映画で観てください笑

とにかくオレが高校生の頃メリーさんは伊勢佐木町、関内近辺にはもういなかった。どんなにボロボロでも娼婦としてのプライド、お化けに見えても真っ白な化粧それは、日本語ヒップホップで言えばECDケーダブシャイン、そしてやがて加藤ミリヤが2度もカヴァーする、ビーガールと帰り道のない少女達の痩せ我慢のアンセム「ロンリーガール」に近いテーゼを感じる。

 

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これがオリジナル。

 

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これが2度目のミリヤのカヴァー。寂しそうなミリヤの表情と歌声、そして今は亡き日本語ヒップホップの英雄ECDのワンバースがある。

 

横浜のオレが東京の孤独など歌えない。オレはイタコになればいいと思った。

メリーさんの誇りも知ってるオレなら。

言葉で頭がいっぱいだ。とてもまとまりそうじゃない。これをMV曲にしようと思いました。

 

こんないいことあったのになw

 

 

シンプルで十分今箱から開けた303があるが、ピアノの音とビートとサンプリングで作るのがいいと思っている。

 

あと一曲だけ待ってください